
「ディア・オールド・ニュータウン」小野寺史宜著
父が遺した日本そば屋を継いだ鳴樹。父の時代にやっていなかった出前サービスで商機を見いだそうとした鳴樹は、幼なじみの小枝に声をかける。気持ちを新たに二人で再開した『ささはら』には、徐々に客も増えてきた。この町に暮らし、さまざまな結びつきを持つ人々が織りなす、心に染み入る人間模様。
黄昏流星群のような大人な雰囲気もありつつ、孤独のグルメみたいな店主と客のやりとりあり、読んでいて安心する感じ、悪くない。
現実にありそうでなさそうで、身近な雰囲気をまとった、一気に読めるエンタメ小説。