読書ブログ 金子みすゞ 詩選集 雨のあと

「金子みすゞ 詩選集 雨のあと」金子みすゞ著

童謡詩人金子みすゞの残した作品には、こまやかな気づかいの優しい言葉が溢れている。47作品を収録。

1903年(明治36年)生まれ、1930年26歳の若さで自死。
どうして作家や芸術家は自死してしまうんだろう!?

暦と時計   暦がなくても    時計はなくても
       暦を知ってて    時間を知ってて
       りこうな花は    りこうな鶏は
       4月に咲くよ。    4時には啼くよ。

おさかな   海の魚はかわいそう。
       お米は人につくられる、
       牛は牧場で飼われてる、
       鯉もお池で麩を貰う。

       けれども海のおさかなは、
       なんにも世話にならないし、
       いたずら一つしないのに、
       こうして私に食べられる。

       ほんとに魚はかわいそう。